ごあいさつ

 

オリーブは視覚障害を持つ高齢者を対象とした施設です。このような施設で一番大事なことは、ここに通ってくる方々にとって、何よりも心の安らぎが得られるところでなければならないと言うことでしょう。
2年前になくなった、私の義理の母が、80歳を過ぎた頃よく言っていました。「歳を取るってことはね、それは大変なことなのよ。」 そろそろ物忘れが激しくなり出し、買い物や台所仕事も次第にヘルパーさん任せになりつつある頃でした。一生懸命にもの忘れをしないように努力をし、家事をしようと焦るけれども、気力と体がついていかないようでした。日頃から、気性のしっかりしていた人でしたから、人の世話にならざるを得ないことが心の負担になって、「歳を取るということは大変なこと。」という感想になってしまったのでしょう。
介護保険の制度や障害者自立支援法の成立によって、障害者や高齢者の生活は確実に変わりつつあります。「脱施設」という考え方も良いとは思いますが、在宅であるが故に、高齢の方々の「心の負担」が増すようでは良い制度とは言えません。一方で、いろいろなニーズに応じた様々なタイプの施設も必要です。
オリーブは、オリーブを必要とする方々の施設です。ここに来て、ほっと一息つけるような、そんな施設をみんなで作り上げていきましょう。
                           

デイケア施設「オリーブ」施設長  塩谷治

 

→戻る