7月4日はアメリカの独立記念日である。
この日に私は偶然アメリカの昔の大統領の言葉に接した。
 実は私は今「女の生涯

第1部、キクのばあい」

と言う遠藤周作の作品を読んでいる。
明治5年までのキリシタン迫害を主とする物語である。
そのエピローグに明治5年に欧米に派遣された岩倉使節団の話が出てくる。
その使節団に対して当時のアメリカ大統領ブラントが与えたことばだ。
 「我が米国に幸福をもたらしたゆえんは、外国との交際の自由・出版の自由・信仰良心の自由・宗教の自由に監視、
国民はもちろんこの国に住む外国人にも一切制限を設けなかったためである」と。
 今日アメリカには「あめりか障害者法」と言う法律があって、障害者に対する差別が禁止されている。
その根っことなるものが150年前に既に存在していたことを思ったのであった。

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