今日、コーヒータイムで物忘れが問題になった。物忘れと物覚えが悪いと言うのは、似て非なるものである。
記憶と言うのは過去に体験したことや、覚えたことを忘れずに心に止めておくことだ。高齢になっても幼い頃のことなどはよく覚えている。つまり、記憶力は衰えていないのである。
ところが、今聴いた人の名前などをすぐ忘れてしまって思い出せないことがある。これは記憶力が衰えたのではなく、今聴いたことや体験したことを記憶することが出来なくなったのだ。
新しい経験を受け入れ、それを覚えこむことを記名力と言う。高齢になるとこの記名力が衰えるのだ。物覚えが悪いと言うのは記名力の衰えたことを言うのだ。
若い人たちに望みたい。記名力の衰えない若い時にしっかり勉強しておいてください。
2011年9月5日


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