1 市の概要
(1)   沿革
 朝霞市は、県南西部地域の最南部に位置し、都心から20km圏に位置します。東京都、志木市、和光市、新座市、さらには荒川を隔てて、さいたま市、戸田市と接しています。市の歴史は古く、江戸時代には川越街道の宿場町として栄えました。その後周辺地域との合併を経て、昭和42年に市制が施行され、朝霞市が誕生しました。市の中央部を北西から南東の方向に東武東上線が走り、東京メトロ有楽町線、副都心線への相互乗り入れをしているほか、南西から北東の方向にJR武蔵野線が走り、北朝霞・朝霞台駅周辺で十字に交差しています。
また、道路網では、国道254号(川越街道)が市の南部を、東京外環自動車道が市の東部の至近距離を通り、関越自動車道、東北自動車道など高速道路との連絡も容易な好立地条件にあります。都心、県央部へのアクセスの良さなど立地条件に恵まれていることから、都市化が進み、平成2年には10万都市の仲間入りを果たすなど首都圏の住宅都市として順調に発展を続けてきました。
現在も、土地区間整理事業を始め、道路・公園の整理や公共施設の整備など、良好な市街地の形成を目指し、様々な面からまちづくりが進められています。

(2)   人口・世帯の動向
@  人口の推移
本市の人口(外国人を含む総人口)は、平成2年4月1日現在で127,304人、世帯数は57,116世帯となっています。
人口の推移を見ると、首都圏の拡大や都市化への進展に伴い、昭和30年代以降、急速に人口が増加しました。首都圏への人口流入や住宅都市としての立地条件の向上などから、今後も人口は増加傾向で推移すると予想されます。
また、核家族世帯の割合が高いことから、一世帯あたりの人員は2,23人と、埼玉県平均(2,50人、住民基本台帳)を下回っています。
A  年齢別人口構成
人口の構成比をみると、平成20年10月1日現在、年少人口(14歳以下)が15,0%、生産年齢人口(15〜64歳)が69,9%、高齢者人口(65歳以上)が15,1%となっています。平成17年10月1日現在の高齢者人口の比率は13,6%で、埼玉県平均16,4%、全国平均20,1%と比べると低くなっています。ただし、県内の他市同様、高齢者人口は年々増加しており、着実に高齢化が進行しています。

2 身体障害のある人の状況
(1)   身体障害のある人

身体障害のある人の数(身体障害者手帳所持者)は、平成20年4月1日現在2,813人で、総人口に占める割合は、2,2%(埼玉県2,6%)となっています。
身体障害者手帳の等級別にみると、1級が919人(32,7%)でもっとも多く、注いで4級が638人(22,7%)、2級が456人(16,2%)、3級が450人(16,0%)の順で、年々障害の重い人の割合が増加しています。
障害者(重複障害含む)別では、肢体不自由が56,7%と最も多く、以下、内部障害(心臓、腎臓、呼吸器、膀胱・直腸機能、小腸、免疫)が26,9%、視覚障害が7,6%、聴覚・平衡感覚障害7,6%、音声・言語機能障害1,2%となっています。
(2)   知的障害のある人
知的障害のある人の数(療育手帳所持者)は、平成20年4月1日現在420人で、総人口に占める割合は、0,3%(埼玉県0,5%)となっています。
障害の東京別では、○A(最重度)89人、A(重度)132人、B(中度)131人、C(軽度)68人となっています。
(3)   精神障害のある人
精神障害のある人とは、統合失調症、気分障害、てんかんなどの疾患を有する人です。精神障害者保健福祉手帳の所持者数は、平成20年4月1日現在314人で、総人口に占める割合は、0,2%(埼玉県0,3%)、自立支援医療(精神通院医療)の利用者は946人となっています。なお、手帳の有無にかかわらず、精神障害のある人は、人口1000人当たり24人と推計されます。


障害者自立支援法の概要
○  障害者自立支援法のポイント
@  障害者施策のサービスを一元化
身体・知的・精神の障害種別にかかわらず共通の制度により、サービスを提供します。サービスの提供主体を市町村に一元化します。
A  利用者本位のサービス体系を機能に注目して、再編・強化します。